2026.06.14ぶち上げインタビュー

ぶち上げインタビュー「日本を、もう一度ぶち上げる」——10代と20代だけで年商3億、"名古屋ど真ん中採用"で若者の可能性を信じ抜く男。株式会社wanny・鰐部拓巳さん

「日本を、もう一度ぶち上げる」——10代と20代だけで年商3億、"名古屋ど真ん中採用"で若者の可能性を信じ抜く男。株式会社wanny・鰐部拓巳さん

株式会社wannyは2025年、愛知県名古屋市に生まれた会社だ。auやドコモ、ソフトバンクの催事プロモーション、au光の販売、ウルトラファインバブル浄水器の販売、不動産賃貸の仲介——4つの事業を抱えながら、従業員・業務委託あわせて約120名。そのほぼ全員が16歳から22歳、つまり「大人ゼロ」の組織だ。一期目で年商1億円、今期は3億円を見据えている。 代表の鰐

この記事の要点

  • 01「学歴ではなく可能性で人を選ぶ採用基準を、日本に作りたい」——その思いは、戦後焼け野原から世界一位まで上り詰めた日本人への、深い信頼から来ていた。
  • 02——起業のきっかけはどこにあったんですか?
  • 03そこで個人事業主として1年半くらい働いて、「あ、これ、僕の友達連れてきた方が絶対いける」って気付いた瞬間に、友達をバーッと入れて、気づいたら100人くらいの組織になってて。

※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。

株式会社wannyは2025年、愛知県名古屋市に生まれた会社だ。auやドコモ、ソフトバンクの催事プロモーション、au光の販売、ウルトラファインバブル浄水器の販売、不動産賃貸の仲介——4つの事業を抱えながら、従業員・業務委託あわせて約120名。そのほぼ全員が16歳から22歳、つまり「大人ゼロ」の組織だ。一期目で年商1億円、今期は3億円を見据えている。

代表の鰐部さん自身、まだ南山大学3年生。1年休学して立ち上げた会社が、今、名古屋の路上で人を採り、SNSで人を呼び、リファラルで人を巻き込み、急膨張している。「学歴ではなく可能性で人を選ぶ採用基準を、日本に作りたい」——その思いは、戦後焼け野原から世界一位まで上り詰めた日本人への、深い信頼から来ていた。

以下、鰐部さん。

・会社名:株式会社wanny

・役職:代表取締役

・氏名:鰐部拓巳

まずは事業の話から——「主力は催事」

通信、au光、浄水器、不動産仲介。4本柱を21歳が回す

——今wannyさんが手がけている事業を教えてください。

鰐部さん:大きく4つです。1つ目がauやドコモ、ソフトバンクの催事プロモーション。2つ目がau光の販売。3つ目がウルトラファインバブルっていう、水の中の空気を細かくする浄水器を販売してます。後は不動産の賃貸仲介です。

ただ不動産は紹介だけで、広告も打ってないんで月に4、5件くらい。なのでメインは前の3つです。会社として人数も売上も一番大きいのは通信の催事。でも、今僕が個人的に一番力を入れてるのは浄水器ですね。

一宮の公園で、サッカーの輪に混じった保育園児

「親もあんま仲良くなくて、家帰っても誰もいないから外に出た」

——子どもの頃はどんな感じだったんですか?

鰐部さん:愛知県の一宮っていう、名古屋のちょっと上の街で生まれました。一人っ子で、親もあんま仲良くなくて、家帰っても誰もいないんで、ずっと外で遊んでた感じです。ゲーム機もあんまり買ってもらえなかったんで、外でよく遊んでいました。。

保育園のときに、公園で先輩たちがサッカーやってたんですよ。年少の僕からしたら小学校1年生でも結構大きく見えて。そこに混じって遊んでたら、いつのまにか親がサッカースクールに入れてくれてました。だからどこかから「サッカーやりたい」って言った記憶はないんですよ。気づいたらやってました。

——ずっとサッカー一筋ですか?

鰐部さん:小学校までサッカー、中学は背が低かったんで相撲とバレーボール、高校でまたバレーボール。スポーツはずっとやってましたね。外で走り回るのが一番好きでした。

——勉強の方は?

鰐部さん:もう、一番できなかったですね。「じっくりコース」って覚えてます?クラスのABC分けで、本当に大丈夫かみたいなペースで進むコース。あれの常連でした。中3までずっとドベ3番くらいでした。

ただ、僕の中では「学生の本分は外で遊ぶことだ」って勝手に決めてて。今勉強しろって言われてもなあって。まあ、勉強できない言い訳にしてたのもあるかもしれないですけど。

「みんなが綺麗な制服で学校行ってるのに、俺だけここで終わるのか」

偏差値ゼロから10時間勉強、地元で一番可愛い子が集まる高校へ

——その状態から、高校受験はどうしたんですか?

鰐部さん:中学校3年のときに親から「高校卒業して働くの?」って言われたんですよ。「俺もう学生終わんの?絶対嫌だわ」って思って。

一宮って土木系の先輩が多い土地で、コンビニに溜まって話してる人たちも汚れた服のままで——今は全く偏見ないですけど、当時の僕には「ああいう先輩、ちょっと嫌だな」って見えちゃってた。一方で同い年の子は綺麗な制服着て、女の子とイチャイチャして、最高そうじゃないですか。

そこで「自分の地域で一番可愛い子が集まる高校に行く」って決めて。受験スイッチ入って、1日10時間とか勉強したら受かりました。

——目的が完全にそっちなんですね。(笑)

鰐部さん:そうです(笑)。で、高校行ったら本当にめっちゃ可愛い子いっぱいいて。みんな思春期で声かけないんですよ。でも僕はそういうの通らなかったんで、めちゃくちゃ声かけたし、めちゃくちゃ告白した。最高の高校生活でした。

バイトの始まりは「知らない女の子のストーリー」

通信会社の催事で、1年半。100人の組織を作って独立した

——起業のきっかけはどこにあったんですか?

鰐部さん:高校でバレーをやめて、打ち込むものがなくなったタイミングがあったんですよ。大学に入って、何か熱くなれるもの探してて。

ある日、友達の誕生日プレゼント代を稼ぎたくて、Instagramのストーリーで「明日バイトできるとこありませんか」って投げたんです。そしたら全然知らない女の子から「明日、白いシャツと黒ズボンと黒い靴で来たらバイトできますよ。日当1万円」って返ってきて。

行ってみたら通信会社の催事の現場でした。そこで個人事業主として1年半くらい働いて、「あ、これ、僕の友達連れてきた方が絶対いける」って気付いた瞬間に、友達をバーッと入れて、気づいたら100人くらいの組織になってて。それで独立しよう、ってなりました。

——「俺はwannyって会社を作る」っていうのは、いつから言ってたんですか?

鰐部さん:中学のときからずっと言ってましたね。「俺はwannyって会社をやるから、みんな従業員な」って。中学で自分が前に出るタイプだってわかった頃には、もう決めてました。

僕、今までやろうと思ってできなかったことってあんまりないんですよ。それが自信になってて。高校受験も受かったし、成績ドベ3から南山大学にも行けたし。会社作るのも、まあやれるだろうって。今がスタートラインなんで、ここからもっと頑張ります。

名古屋のど真ん中で人を採る——「ナンパですよ、あんなん」

採用経路はDM・リファラル・路上の3つだけ

——120人の組織って、どうやって集めたんですか?

鰐部さん:全部リファラルですね。あとはSNSのDM。それと、名古屋のど真ん中の路上で採用してます。

——あの会社の公式Instagramに乗ってる「街頭採用」の動画、本当にやってるんですか?

鰐部さん:本当にやってます(笑)。もうナンパですよ。居酒屋でも、コンビニでタバコ吸ってる人でも声かけるし、トイレで隣で用足してた人を採用したこともあります。今は浄水器の事業部長になってます。「こいついいな」って思ったら、その場でいきますね。

——どこでも採用しちゃうじゃないですか。

鰐部さん:どこでも採用します。ドブ板のドブ板ですけど、これくらいやらないと、いい人材は集まらないんで。あと、みんなが「変えたい」って本気で思ってる時代だから、声かけたら本気で返してくれる人が多いんだと思います。

「日本人ってやっぱ特別だと思ってるんですよね」

焼け野原から世界一になった国の遺伝子を、信じ抜く

——なんで若い人に、これだけこだわるんですか?

鰐部さん:日本人ってやっぱ特別だと思ってるんですよ、僕は。差別とかじゃなくて。焼け野原から、一回世界の頂点に立った民族って、他にいないじゃないですか。邪魔さえ入らなければ、僕らは協力することがすごい得意な国民で、絶対もう一回いけると思ってる。

ただ、僕がいる営業業界は、横同士で足を引っ張り合ってる会社が多いんですよ。ライバル会社のいい話をしてる人がほとんどいない。1000万、2000万の小さな範囲で勝った負けたって喜んでる。これじゃ日本どんどん衰退するなって思って。

だからwannyでは「みんなで手を合わせよう」ってことを軸にしてます。独立支援もやってるんで、起業したい子も集まるし、他社で「飼い殺し」にされてた個人事業主が、丸ごとwannyに移ってくることもあるんですよ。

「16歳から22歳しかいない。大人ゼロにこだわってます」

パワハラもなんとかハラスメントも、気にしない

——平均年齢を教えてください。

鰐部さん:最年少が16歳、最年長が22歳。大人、ゼロ人です。これはこだわってます。尖ってるって言われたら尖ってるけど、ここは絶対譲らない。

——どうしてですか?

鰐部さん:この若い子たちの勢いと集団性を、大事にしたいんですよ。僕らは「できてないことはできてない」ってちゃんと言うんで。パワハラとかなんとかハラスメントとか、一切気にしないです。

成長するには痛みが絶対伴うじゃないですか。チャリンコだって、こけて「痛え」ってなって、「次はもっと速く漕ごう」とか「右に体重かけよう」って学ぶ。そういう"こける経験"がないと、ヘナチョコにしかならない。だから僕らは、こけさせる。そのかわり、ちゃんと「あなたのために言ってる」って伝える。

——その教育って、どこで設計したんですか?

鰐部さん:戦後の教育じゃない教育を、ちゃんと打ちたいなって思ってて。日本人のマインドの話を、日々従業員に渡してます。そうすると何が起きるかって、自尊心が芽生えるんですよ。自信が生まれて、主体的に動けるようになる。だから主体性のある若者がwannyに集まるし、wannyに入って主体的になる子も多い。

次にやりたいのは「インターン決定モデル」

学歴ではなく可能性で、企業の起爆剤を送り込む

——次の事業構想を聞かせてください。

鰐部さん:インターンの決定モデルです。

今の人材業界って、エージェントを使って新卒の就職を決めるか、大企業から協賛金をもらって合同説明会を開いて、一人来たらいくらっていう動員モデルか、だいたいその2つなんですよ。

僕がやりたいのは、その中間。インターンの紹介で決定モデルを作る。一人を獲得したら、その子のインターン先のクオリティと、僕らの対応のクオリティを上げる。そうしたらその子がまた3人紹介してきて、その全員のインターン先を決められる。生産性も高いし、三方よし。やる意義がすごくある。

——なんでそこを狙うんですか?

鰐部さん:「失われた30年」って言われますけど、日本人だけサボってたわけじゃないでしょ。世界と比べて何が違ったかって言ったら、大手企業がずっと高学歴の人材しか採ってこなかった、ってことだと思うんですよ。

大手は終身雇用が多くて、変な採用ができない。結果、安全パイの学歴採用ばっかり続いて、変化に適応できる人材が入りにくくなった。アメリカみたいに即戦力を一気に採る文化が、日本だけ濃すぎて変わらなかった。

別に高学歴採用を否定したいんじゃないんです。ただ、10人採るうち2人は「現場で結果を出せる即戦力」を入れてもいいじゃないか、っていう話。変化を起こせる人材は、学歴じゃ測れない。その2人が、企業の起爆剤になる。そういう価値観を、日本の大手にもう一度入れたいんですよ。

「行動したら、不手際は手に入る」

これから一歩踏み出す人へ

——最後に、これから挑戦したいけど一歩踏み出せない読者に、メッセージをお願いします。

鰐部さん:もう、行動するしかないです。

行動したら、不手際は手に入るんですよ。これに、僕は一度も嘘つかれたことがない。動けば、必ず何かが返ってくる。なりたい自分にも、なれる。とりあえず動け、っていうのが全部。

あと、wannyは「日本が好きだ」って言える人、大歓迎です。この国のために何かしたい、変わりたい、自分を変えたい——そういう熱を持った若い人と、一緒に日本をぶち上げたいんで。声、いつでもかけてください。僕からもかけにいきます。(笑)

【会社概要】

・会社名:株式会社wanny

・代表: 鰐部拓巳

・事業内容:セールスプロモーション事業(通信催事)/ホーム販売事業(auひかり・ウ ルトラファインバブル浄水器)/不動産賃貸仲介事業/インターン紹介事業(構想中)

・所在地:愛知県名古屋市中区栄3丁目32-22 青木ビル 東館5-A

・従業員数:約120名(業務委託含む/全員10代〜22歳)

取材・文:黒澤優一(株式会社One Rep)

ぶち上げch noteインタビュー希望の方はこちら https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7QMCdWjv_M00Nxb53MkgpI3rNBzn6sn8gP6Ac20UVlcLxew/viewform?usp=header

人生ぶち上げch出演希望の方はこちら https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfM9X1KVQZBL6NcdVZM9ARd98B7MGF2FOauMuol2sW-YX4Rw/viewform?usp=header

この会社が気になったら

この会社に興味があります

読み込み中…

ぶち上げインタビューの他の記事