2026.06.23 / ぶち上げインタビュー
【ぶち上げインタビュー】「関わった人を、生涯健康に」——筋トレに救われた男が、ストレッチで人を整える理由。ストレッチ専門店 筋楽本舗 大森店 代表 大下 龍星さん

ガリガリだった一人の若者が、筋トレと出会って人生を取り戻した。
この記事の要点
- 01愛媛で生まれ、野球少年として走り回り、エアコン工事の現場で挫折を味わい、ジムの代わりに見つけたストレッチで起業した男がいる。
- 02今回お話を伺ったのは、東京・大森でストレッチ専門店「筋楽本舗 大森店」を経営する大下龍星さん(以下、大下さん)。
- 03野球漬けの少年時代、寮生活でのきつい上下関係、高卒で入った会社での3年間、社用車での事故、退職、筋トレとの出会い、フィジーク大会への挑戦、そして大阪・西成での修行。
※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。
ガリガリだった一人の若者が、筋トレと出会って人生を取り戻した。
愛媛で生まれ、野球少年として走り回り、エアコン工事の現場で挫折を味わい、ジムの代わりに見つけたストレッチで起業した男がいる。今回お話を伺ったのは、東京・大森でストレッチ専門店「筋楽本舗 大森店」を経営する大下龍星さん(以下、大下さん)。
野球漬けの少年時代、寮生活でのきつい上下関係、高卒で入った会社での3年間、社用車での事故、退職、筋トレとの出会い、フィジーク大会への挑戦、そして大阪・西成での修行。一見バラバラに見える経験のひとつひとつが、いま「ストレッチで人を健康にする」というシンプルな信念に集約されている。
経営者として、まだ歩み始めたばかりの大下さん。本記事では、そんな大下さんの「これまで」と「これから」、そして「なぜストレッチなのか」を、たっぷり聞かせていただいた。
項目 内容
店舗名 ストレッチ専門店 筋楽本舗 大森店
役職 代表取締役
氏名 大下 龍星(おおした りゅうせい)
まずは事業のこと——「押すより伸ばす」、通いやすい価格で本物を
他店が高くて行けないなら、自分が作ろう
——いま手がけられているお仕事について教えてください。
大下さん:東京・大森でストレッチ専門店「筋楽本舗 大森店」を経営しています。大森駅東口から徒歩2分の場所で、姿勢改善に特化したオーダーメイドのストレッチを提供しています。
業界でいうと、いちばん業界で有名な他店さんの価格が高くて、なかなか気軽に通えないっていう声を結構聞くんですね。だからうちは、そこより少し値段を抑えた設定にして、「通いやすい価格で、ちゃんとしたストレッチを受けられる」っていうところを大事にしています。
うちでは「マッサージでも整体でもない、新しい改善方法」を提供したいと思っていて、姿勢改善ストレッチに加えて、セルフケア習慣・運動習慣の指導までセットでやっています。一回その場で楽になって終わり、ではなく、再発しない体づくりまで踏み込むのが特徴ですね。
あと、回数券やサブスクは一切ご案内せず、都度払いのみ。「1回1回の施術を大切にしたい」っていう思いがあるので、お客さまにも気軽に来てもらえる仕組みにしています。
経歴のこと——愛媛から東京へ、ある日突然の「筋トレ革命」
きっかけは、たまたま誘われた1時間のトレーニング
——どんな道を歩んでこられたんですか?
大下さん:愛媛出身で、小学校1年生から、ずっと野球をやっていました。お兄ちゃんの影響で始めて、小学校ではキャプテンも。中学・高校とずっと野球漬けで、高校は地元では結構有名な、ちょっと厳しいところに行ったんです。寮生活で。
高校を卒業してから、これといってやりたいことがなかったので、知り合いのつてでエアコン関係の会社に就職しました。高校は普通科出身だったので、工業系の現場の仕事は何もわからなくて。3年間勤めましたが、正直、自分でも「向いてないな」って感じていて。
そんなときに、たまたま久しぶりに会った友達から「1時間だけトレーニングしてみない?」って誘われたんです。
——そこで筋トレと出会われたんですね。
大下さん:そうなんです。それまで筋トレなんてやったこともなくて、運動の趣味もなかった。なのに、その1時間が衝撃的すぎて「これだ」って思ったんですよね。そのままハマって、「もうエアコンの会社辞めて、筋トレに全部かけよう」って。
会社を辞めて、しばらくは本当に筋トレしかしてない時期がありました。堀江貴文さんの本を読んで、「好きなことだけやろう」って踏み切ったのも大きかったですね。
一番きつかった頃のこと——「できなさ」と向き合った3年間
会社の車での事故、そして自分のできなさへの絶望
——3年間の会社員時代で、いちばんきつかったことは何ですか?
大下さん:率直に言うと、自分が仕事ができないっていうことに、ずっと打ちのめされてました。
普通科出身でいきなり工業系の現場に入って、何を言われてるかもわからない、専門用語もわからない。手も動かない。先輩から見たら「使えないやつ」なんですよ。それでも3年間、辛さを噛み締めながらやっていた。
会社の車を運転中に事故を起こしてしまったこともありました。今思えば若くてミスも多かったし、自分には合わない仕事を無理して続けていたんだと思います。
——寮生活も含めて、若い頃の「きつかった」原体験は、大下さんの中で何を残しましたか?
大下さん:高校の寮生活も、上下関係がすごく厳しかったんです。先輩の食べ残しを食べさせられたり、嫌なことを全部振られたり。当時はもう「これが当たり前」だと思って耐えてましたけど、いま振り返ると、あの3年間が自分の根っこを作ったのかなと。
「きつい環境でも続けられる」っていう体力的・精神的なベースは、あの時に身についた気がします。
大阪・西成での修行——「日本一治安が悪い」街で過ごした日々
学校に通いながら、ハードワークで体感したこと
——筋トレを通して起業に近づいていく中で、ストレッチを選んだのはなぜですか?
大下さん:最初は「ジムを開きたい」って思ってたんです。でも自分で計算してみたら、初期投資の額がとんでもなくて、これは無理だと。
そんなときに、たまたま筋トレ仲間の友達が、ある店舗でストレッチの施術を受けさせてくれたんですね。そこで受けたストレッチがすごくよくて、「トレーニングとストレッチをくっつけたら、もっといいんじゃないか」って閃いたんです。
それで、ストレッチを体系的に学べる学校が当時あったので、1年間そこに通うことにしました。
——その時期はどちらにいらっしゃったんですか?
大下さん:大阪です。学校に通いながら、生活費を稼ぐために働いていた場所が、大阪の西成だったんですよ。
——西成。あの「日本一治安が悪い」と言われる街ですね。
大下さん:そうそう、まさにそこです(笑)。朝3時くらいにバス停に立って、現場に行って肉体労働をして、夕方戻ってきてから学校に行く、みたいな生活で。
街にはいろんな背景の方がいて、当時の自分はまだ若かったから、正直カルチャーショックは大きかったですね。でも、あの環境で働けたことで、「どんな現場でもやっていける」っていう自信みたいなものは、間違いなくついたと思います。
東京への転機——業務委託、店舗譲渡、そして独立
「やめるなら、自分にやらせてください」
——そこからどうやって東京で独立されたんですか?
大下さん:大阪で学校を卒業したあと、東京に出てくることになって。2年間ほど、業務委託の形で店舗の運営に関わらせてもらってたんです。
ストレッチの現場にもずっと立たせてもらっていたんですけど、ある時、その店舗の代表の方が、いろいろ事情があって続けられなくなってしまって。お店を畳むという話になったんです。
そのときに自分から「やめるなら、自分にやらせてもらえませんか」って手を挙げて、引き継がせてもらったのが、僕の経営の始まりです。
最初は「自分が経営者になる」なんてまったく想像していませんでした。ただ、当時ちょうど自分でも経営してみたい気持ちもあったので、その時決意して、そこから一気に経営者人生が始まりました。
もともとは蒲田にお店があって、1年ほど前に大森に移ってきた、という流れですね。住まいは今も蒲田なんですけど。
経営者として——一番大変なのは「組織」を作ること
プレイヤーから経営者へ、現場以外の仕事との格闘
——経営者になられて、率直にどうですか?
大下さん:いちばん大変なのは、組織を作っていくことですね。
それまで自分は、現場のプレイヤーとしてやってきた人間なんです。施術して、お客さまと向き合って、自分の体ひとつで結果を出す。それが好きだったし、得意だった。
でも経営者になると、現場以外の仕事が一気に増える。スタッフのマネジメント、シフト、採用、集客、数字の管理。最初は本当に「これ全部やるの?」って感じで、戸惑いの連続でした。
——集客や採用は、いまどんなふうに取り組まれていますか?
大下さん:集客は、ホットペッパーさんからのご予約と、あとは地道なチラシ配りですね。最近もご近所に5,000枚ほど配ってます。デジタルだけじゃなくて、ちゃんと足で稼ぐ部分もまだまだ大事だと思っています。
採用は、いまは積極的にはやっていない状況です。まずは目の前のお店の運営と、来てくださっているお客さまへのサービスを、ぶれずに続けることに集中したいなと。
これからのこと——「関わった人を、生涯健康に」
ストレッチを通して、もっと多くの人の暮らしを支えたい
——最後に、これからの展望を聞かせてください。
大下さん:うちのお店の理念は、「関わった人を、生涯健康にする」というものなんです。
健康じゃなければ、仕事もできない。趣味も楽しめない。家族との時間も、本当の意味では味わえない。だから、ストレッチを通して、関わった方一人ひとりの「生涯」に貢献できる存在でありたい。これがすべての軸になっています。
この理念に共感していただける方に、ぜひ来ていただきたいですし、共感してくださる仲間と一緒に働いていけたらいいなと。
——2年後、どんな自分になっていたいですか?
大下さん:店舗運営はもちろん大事ですけど、それだけじゃなくて、ストレッチという業界そのものをもっと広く、もっと深く、一般の方に届けられる存在になっていたいです。
「健康に投資することは、人生に投資することと同じ」その感覚を、もっとたくさんの人と共有していきたいなと思っています。
読者の方へ——「健康はすべての土台です」
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
僕自身、ガリガリだった頃の自分と、今の自分は、別人だと思っています。変えてくれたのは、間違いなく筋トレとストレッチでした。
体が変わると、心が変わる。心が変わると、人との関わり方が変わる。そして、関わり方が変われば、人生そのものが変わっていく。
もし、いま心や体に違和感を感じている方がいたら、ぜひ一度ストレッチを受けに来てください。きっと、「自分の体ってこんなに動くんだ」っていう感覚を取り戻してもらえると思います。
これからも、関わった方一人ひとりの「生涯健康」のために、全力で走り続けます。
大下さんからのメッセージ
月に1回、店舗内で少人数制のトレーニング教室を開催しています。
「運動を習慣にしたいけど、一人だとなかなか続かない」
そんな方に向けて、ストレッチ・自重トレーニング・体幹トレーニングなどを行い、楽しく身体を動かすきっかけ作りをしています。
目的は、ただ鍛えることではなく、皆様が生涯健康で動ける身体を作ることです。初めての方でも参加しやすい内容で、運動が苦手な方も大歓迎ですので、ご興味がある方はぜひお問い合わせ頂けますと幸いです!
店舗名 ストレッチ専門店 筋楽本舗 大森店
所在地 〒143-0016 東京都大田区大森北1-8-14 ノール大森 2F
アクセス JR京浜東北線 大森駅 東口より徒歩2分
事業内容 姿勢改善ストレッチ/セルフケア指導/エクササイズ指導
代表 大下 龍星(おおした りゅうせい)
電話番号 03-6404-6776
営業時間 基本年中無休/最終受付 21:00/定休日 不定休
Instagram @sujirakuhonpo_oomori
公式HP https://stretch-sujiraku.com/
取材・文:河本龍真(株式会社One Rep)
この会社が気になったら
この会社に興味があります
読み込み中…



