2026.04.09ぶち上げインタビュー

ぶち上げインタビューアトピー、詐欺被害、彼女の浮気——どん底から這い上がった男が語る、人生を変える1つの習慣 荒木洋人(あらきひろと)【人生ぶち上げch】

アトピー、詐欺被害、彼女の浮気——どん底から這い上がった男が語る、人生を変える1つの習慣 荒木洋人(あらきひろと)【人生ぶち上げch】

「自分をさらけ出すのが、ずっと苦手だったんです。」 そう静かに語り始めた荒木さんの言葉には、過去のいくつもの傷跡が滲んでいた。

この記事の要点

  • 01それでも28歳、完全にゼロの状態からパーソナルトレーナーとして起業し、今まさに自分の人生をぶち上げている最中だ。
  • 02でも、その悔しさが、初めて「本当に変わらないといけない」というスイッチを押した。
  • 03今年からオンラインを本格化させ、2027年には400名の会員獲得を目標に掲げている。

※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。

「自分をさらけ出すのが、ずっと苦手だったんです。」

そう静かに語り始めた荒木さんの言葉には、過去のいくつもの傷跡が滲んでいた。

アトピー、大学時代の詐欺被害と自己破産、2ヶ月での退職、もがきながら続けた出前館の配達員——。 誰もが「この先どうなるんだろう」と思うような停滞の日々。

それでも28歳、完全にゼロの状態からパーソナルトレーナーとして起業し、今まさに自分の人生をぶち上げている最中だ。

アトピーが育てた「バリア」

京都生まれ、滋賀育ち。両親ともに現役のサラリーマンという、ごく平凡な家庭環境。三兄弟の真ん中として、大きな不自由もなく育った。

ただ、一つだけ、ずっとついて回るものがあった。

物心ついた頃から、酷いアトピー性皮膚炎を抱えていた。肘の内側、膝の裏。露出するたびに視線が気になる。小学1年生から高校まで続けたサッカーでは、夏場の肌の露出が特につらかった。

「できるだけ見られたくなくて。ソックスを上げたり、できるだけ隠してたんですよね。」

その経験が、少しずつ彼の性格を形作っていった。

外には明るくエネルギッシュに振る舞う。でも、本当の自分はどこかに隠している。人に深く踏み込めない。親友と呼べる存在がいない。「浅く広く」しか付き合えない、そんな自分。

「外へのエネルギーは出してるんだけど、バリアがあるみたいな感じで。認められたいのに、出し切れていない——そういうねじれが、ずっとありましたね。」

アトピー自体は高校卒業頃にはほぼ治っていた。でも、その時に育ったシャイな性格と自己防衛の癖は、大人になってからも荒木さんの中に残り続けていた。

大学2年、詐欺にかかって自己破産

関西大学に入学した荒木さんは、半年の留年と1年間の休学を経て、周りより1年半遅れて卒業した。

その大学2年の頃——高校の友人に誘われ、「毎月一定の利回りで返ってくる」という投資話に乗った。消費者金融から借り入れをして、約100万円を預けた。

最初は少し返ってきた。しかし、そのうち連絡が途絶え、お金は戻ってこなかった。

「いわゆる詐欺ですね。リボ払いで元本も全然減らなくて、生活がめちゃくちゃ苦しくなって。1年くらい払ってたけど、どうにもならなくて諦めました。」

「規模はちっちゃいけど、自分なりのめちゃくちゃでかいマイナスでした。大学生にとって100万って、アルバイトだけじゃどうにもならない金額なので。」

この経験が、後の「どうにかなるやろ」という逆説的な楽観主義の源になっていたと、荒木さんは振り返る。

2ヶ月で退職、出前館へ逆戻り

卒業後、一度内定した不動産会社の縁が思わぬ形で消え、改めて就職活動をやり直した荒木さんは、ベンチャーの営業会社に入社する。しかし、2ヶ月で退職した。

「一緒にランチ行く同期がずっと愚痴ばっかりで。上司も全然魅力的じゃなかったし、この人みたいになりたいって思えなかったんですよね。ちょっと言い合いになって、その流れで辞めることになりました。衝動もあったかもしれないですね。」

退職後、すぐに大学時代のアルバイトへ戻った——出前館の配達員として。

時は2020年3月。コロナ禍に突入した直後だった。

皮肉にも、デリバリー需要は爆発的に拡大。4ヶ月後には個人事業主の業務委託として切り替え、繁忙期には月60万円を稼ぐまでになった。

「一見、稼げてたんですよ。でも、このままでいいのか、っていう不安はずっとあって。延長線上に自分の理想の未来が、絶対ないって分かってたから。」

将来の夢はあった。海外旅行に行きたい。経営者になりたい。でも、何もしていない自分がいた。「なんとかなるやろ、って。いつかやりたいことが見つかるやろ、って。そう思いながら、ズルズル2年以上続けてたんですよね。」

人生を変えた、彼女の浮気

転機は、突然訪れた。

2022年前半。半年ほど付き合っていた彼女に、浮気をされた。しかも、現場をその日に目にしてしまった。

「社会的にも自尊心が低い状態で、浮気もされてしまった自分——いろんなものが一気に来て、すっごい悔しくて。2週間くらい、ちゃんと自分と向き合えたんですよ。」

それまでは、何も変えられなかった。何かしようとしても続かなかった。でも、その悔しさが、初めて「本当に変わらないといけない」というスイッチを押した。「エンジンが着火した感覚でしたね。やっと、自分の尻に火がついた、みたいな。」

まず変えたのは、外見だった。

美容クリニックに通い、肌を整えた。ジムを再契約し、週4回・1年間、筋トレを継続した。タバコをやめ、深酒をやめ、生活習慣を整えた。

「鏡に映る自分が、気持ち悪かったんですよね。お腹はビールっ腹だし、肌は荒れてるし。だから、まず外側から変えていこうと思って。」

1年後、体は変わっていた。自信がついてきた。人と話す機会が増え、自分をさらけ出せるようになっていった。「こう変わった、って言い始めたら、人から認めてもらえるようになったんですよ。それで、自分がやってきたことって間違いじゃなかったんだって思えて。」

28歳、ゼロからの起業

体づくりで得た成功体験が、次の扉を開いた。

「周りにも、体のことで悩んでいる人って結構いるなって気づいて。自分が語れることって、ここにあるんじゃないかと思って。」

2023年、28歳でオンラインパーソナルトレーナーとして独立。フィットネス業界での経験はゼロ。フランチャイズのオンラインスクールに加盟し、動画教材で学び、友人にモニターとして協力してもらいながら、ゼロから事業を立ち上げた。

「最悪、デリバリーがあるからなんとかなる、って思ってたんで。とりあえず飛び込んでみた感じですね。」

現在は大阪のダンススタジオでのグループレッスンと、オンライン個別指導のパーソナルトレーニングを展開。今年からオンラインを本格化させ、2027年には400名の会員獲得を目標に掲げている。

「毎週お客さんとオンラインで話して、変化が出てきた時に喜んでもらえる瞬間って、やっぱり嬉しくて。今が、人生で一番充実してる時期ですね。間違いなく。」

「日本の色を変えたい」

荒木さんが事業を通じて実現したいことは、個人の体を変えることにとどまらない。「日本人って、ネガティブ思考の人が多いと思っていて。雨が降ったら落ち込む人が多いじゃないですか。でも、自己投資をして、コツコツ積み上げていく経験をすると、少しずつ捉え方がポジティブに変わっていくんですよ。」

自分自身がその変化を体験した。見える世界が変わり、つながる人が変わり、人生が変わった。「運動習慣を積み上げていくことによる成功体験を、世の中の当たり前にしたい。そのために日々僕の活動で影響を受けてくれる人を増やしたいんです。」

日本の色を変える——それが荒木さんのミッションだ。

読者へのメッセージ

「僕はまだ、何かを成し遂げた人間では全くないんですよ。これから頑張ることで、誰かに背中を見せられるかな、っていう途中の段階です。」

そう前置きしながら、荒木さんはこう続けた。

「でも、1つだけ言えることがあって。始めることに、遅すぎるということは絶対にないんです。僕は28歳の頃から、フィットネスも何も積み上げてない状態でゼロからスタートしました。それまで、ずっとデリバリーをしていた人間が。」

「机の前で考えてても、やりたいことは絶対に出てこない。外に出て、何かを経験することでしか、答えは見つからない。筋トレでも、誰かと会うことでも、旅行でもいい。何かに本気で打ち込んでみてほしいです。今日を、一日目にすることは、絶対にできるから。」

荒木さんのサービスについて

運動不足・体力の低下を感じている方、仕事のパフォーマンスを上げたい方、またフィットネス業界で一緒に世の中を変えたいという方は、ぜひお問い合わせください。

ぶち上げch noteインタビュー希望の方はこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7QMCdWjv_M00Nxb53MkgpI3rNBzn6sn8gP6Ac20UVlcLxew/viewform?usp=header

人生ぶち上げch出演希望の方はこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfM9X1KVQZBL6NcdVZM9ARd98B7MG-F2FOauMuol2sW-YX4Rw/viewform?usp=header

取材・文:株式会社One Rep 河本龍真

この会社が気になったら

この会社に興味があります

読み込み中…

ぶち上げインタビューの他の記事