2026.08.05ぶち上げインタビュー

ぶち上げインタビュー「羨ましがる人生を、終わらせに来てほしい」——挫折だらけの過去を、全部"成功への伏線"に変える。合同会社zWorks代表・川中陸さん

「羨ましがる人生を、終わらせに来てほしい」——挫折だらけの過去を、全部"成功への伏線"に変える。合同会社zWorks代表・川中陸さん

「うちのメンバーは、見事に、ほぼ全員"詰んで"ますね」。

この記事の要点

  • 01でも中学に入って部活を始めて、そこに専念するようになってから、ちょっと変わったかなと思います。
  • 02ある朝方、ベロベロの状態で入った店で、たまたま隣の席になった方が、清掃系の会社を経営されていたんです。
  • 03でも、失敗回数と成功体験が一番多くて、数字の見方、責任感、自制心、人が最も育つ環境が、光回線なんです。

※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。

「うちのメンバーは、見事に、ほぼ全員"詰んで"ますね」。

そう言って笑うのは、合同会社zWorksの代表・川中陸さん。光回線の訪問販売と、AIを使った業務効率化システムの設計・開発・販売。この二本柱で走る、二期目に入ったばかりの若い会社だ。

鹿児島の母子家庭に生まれ、陸上一筋だった少年時代。しかし高校の途中で競技を手放し、単身で大阪へ。安定を求めて就いた警察官はわずか3ヶ月で離脱。夜の街のキャッチ、投資でだまし取られた100万円、そして留置場。順風満帆とは真逆の道を、彼は何度も詰んでは立ち上がってきた。

そんな川中さんが今、率いるのは25名の組織。掲げるのは「平均年収、日本一」だ。何度倒れても立ち上がれる、その原点と現在地、そして見据える未来を伺った。以下、川中さん。

【プロフィール】 会社名:合同会社zWorks 役職:代表 氏名:川中 陸 事業内容:光回線の訪問販売/AI業務効率化システムの設計・開発・販売

「量をこなして、売り切る」——光回線とAI、二本柱の会社

——まず、初めての方に向けて。どんな会社をやっているんですか?

川中さん:改めまして、合同会社zWorksという会社をやっています。主に光回線の訪問販売と、AIのシステムを設計して販売する、大きく分けてこの二つですね。 会社としては、ちょうど本当に二期目に入ったくらいです。

——訪問販売とAI。だいぶ毛色の違う二事業ですよね。

川中さん:そうなんです。ただ、根っこは一緒なんです。「量をこなして、売り切る」というのが、うちの一番の強みなんですよ。 そこに加えて、今うちには日本で3本の指に入るくらいのシステムエンジニアがいてくれます。AIで業務効率化のシステムを、いろいろ内製で作れるんです。作れる人間と、売り切れる人間が同じ会社にいる。だから両方できる、という感じですね。

母と妹と、三人の暮らし——「気は、だいぶ使っていました」

——幼少期は、どんなキャラクターだったんですか?

川中さん:活発は活発だったんですけど、わりかし怒られがちだったかなと思います(笑)。そういう瞬間が多々あったなくらいですね。 でも中学に入って部活を始めて、そこに専念するようになってから、ちょっと変わったかなと思います。陸上の、跳躍をやっていました。

——ご家庭の環境は、いかがでしたか?

川中さん:もう母しかいませんでした。僕と妹という感じだったので、生活的には、多分めちゃくちゃ厳しかったと思います。 母はパートで、受付みたいな事務の仕事をしていました。だから、いろんな面で、子供ながらに気はだいぶ使っていましたね。「高校進学どうしよう」「部活を続けられるかな」とか、考えていました。

——お金のなさを感じた、具体的なエピソードはありますか?

川中さん:中高一貫のとき、陸上部で合宿があったんですけど。そこの費用で母が頭を悩ませているのを見て、「ああ、やっぱりきついんだな」というのは感じましたね。 ただ、それで卑屈になるというよりは、ぶち上げチャンネルより前に、「人生ぶち上げてやる」って、マジで思っていました。そこは本当に、ずっとブレなかったですね。

朝7時から夜9時、そこから深夜バイト——限界だった高校時代

——高校は、陸上の強豪校だったんですよね。

川中さん:そうです。ただ、家庭的に裕福ではなかったので、部活の費用は自分で稼がないといけませんでした。 朝7時から練習して、夜9時に終わって、9時半に帰ってきて、そこから12時過ぎまでアルバイト。それが2年くらい続いて、さすがに限界だなと思いました。ちょうど2年生のときに、部活を辞めたんです。

——競技を諦める瞬間は、やはりつらかったですか。

川中さん:地元が鹿児島だったんですけど、途中で投げ出したとなると、やっぱり帰りにくいなというのもありました。それで、高2から高3に上がる前に、大阪に出てきたんです。 陸上で入った高校なので、辞めると学校も辞めないといけなくて。だから転校しました。「何かの形で成功してから帰ろう」って、それで結局、成人式にも行かなかったです。

警察官を3ヶ月で退職——「右向け右」に、耐えられなかった

——高校卒業後は、どんなキャリアを?

川中さん:進学はもう頭になかったんです。安定という意味合いで、警察官になったんです。 でも、意味なく「右向け右」と言われるのがすごくムカついてしまって。これは自分には無理だと思いました。3ヶ月くらいで、すぐ辞めましたね。

——公務員を3ヶ月で辞めるのは、勇気が要りませんでしたか?

川中さん:いや、もう反射でしたね。 警察官って、先輩を見ていたら自分の5年後が結構わかるじゃないですか。「これは自分のなりたい姿じゃないな」と思ったので、割とすんなり辞められました。ただ、高校の連れに、「また途中で投げ出した」と思われるのは嫌で。その辺とは連絡を取りにくくなりましたね。

夜の街、そして100万円——どん底で読んだ一冊

——警察官を辞めてからは?

川中さん:その後はすぐ、デリヘルのスタッフをやっていました。ホテル街で看板を持って全力疾走するのが本当に嫌で(笑)。この姿を誰かに見られたくないなと思っていました。それも3ヶ月くらいで辞めて、先輩に誘われてキャッチを始めました。 キャッチ自体は、20歳で月に30〜40万くらい稼いでいました。その歳にしては、稼ぎは良かったなと思います。

——そのまま順調に、とはいかなかったんですよね。

川中さん:投資で、100万ちょっとだまし取られたんですよ。潤沢にお金があったわけでもないのに、周りから借りて突っ込んで。 でも、胸をえぐられるというよりは、「もう一発で取り返そう」って、そっちに切り替わりましたね。自分はできる側の人間だっていう自信だけは、中二病みたいですけど、ずっとありました。

——そこから、さらに転落したと。

川中さん:バーに戻って働いていたら、そこがボッタクリバーで、摘発が入ってしまいました。留置場に入れられたんです。 そこで暇なので、小説をよく読んでいました。ターニングポイントになった『夢を叶えるゾウ』と、堀江さんの本です。この2冊がすごく鮮明に残っていて。「誰からも非難されない、正しい道で成功したい」。そこで初めて、"起業"がちらついたんです。

恩人との出会い——「何もないなら、営業しろ」

——そこから、どうやって今につながっていくんですか?

川中さん:出てきてからスカウトを始めたんですけど、生活習慣がぐちゃぐちゃで。ある朝方、ベロベロの状態で入った店で、たまたま隣の席になった方が、清掃系の会社を経営されていたんです。「鬱憤溜まってんのか」って、そのまま飲みに連れて行ってもらって。今でもよく飲みに行くんですけど、その人に「何もないんやったら、営業した方がいい」って言われたんです。

——それが、営業との出会いに。

川中さん:ちょうどそのタイミングで、地元の先輩が光回線の飛び込み営業の会社にいました。連絡して「働きます」と伝えました。24歳で、やっと昼の仕事がスタートしたんです。 あの出会いは、本当に大きかったですね。「奇跡」なんてレベルじゃない。僕の中では、恩人です。

1人だけになった現場で——数字が証明した、量の力

——光回線営業、始めた頃の成果はどうでしたか?

川中さん:1ヶ月目で18件、2ヶ月目が34件でした。「これはいけるな」と思って。その1年後には、52件までいきました。 ただ、才能というより、とにかく量をこなしましたね。朝9時に現場に入って、夜8時まで叩く。それを休みなく3ヶ月続けました。

——それだけ動けたのは、なぜだったんでしょう。

川中さん:入って1週間くらいで、その会社の全員が辞めてしまって。僕1人だけになったんですよ。 もう、量しかないと思いました。ひたすら積み重ねたら、やっぱり結果はついてきた。ある意味、他にやることもなかったですからね(笑)。

——今、営業を頑張る若い子に、成果を出すために必要なことを一つ挙げるなら?

川中さん:月並みになるので「量」とは言いたくないんですけど。どれだけ好きになってもらえるか、気配りの部分が、営業では一番大事だと思います。 どこまで行っても「やったるわ」という気持ちと、細かい気配り。この両方じゃないかなと思います。

「見事に、全員詰んでる」——挫折者だけの、25人の組織

——プレイヤーから、組織を持つ側へ。転機は何だったんですか?

川中さん:自分みたいに人生を詰んだタイプが、もう一発輝ける場を作りたいと、本心で思ったんです。 当時いた会社は「とりあえず働ければいい」「今しか生きてない」みたいな空気で。そんな子たちの未来を作れる会社にしたい、と思いました。それで、独立しかないなと思ってやりました。

——今、一緒に働くメンバーは、どんなバックグラウンドの方が多いんですか?

川中さん:いやー、見事に、ほぼ全員詰んでますね(笑)。 自衛官を辞めたやつ、警察官を辞めたやつ、ドロップアウトしたやつ、ホストを辞めたやつ、オーストラリアに行ったけどよくわからず帰ってきたやつ。本当にもう、色々です。類は友を呼ぶ、ですね。

——そんなメンバーへの、想いを聞かせてください。

川中さん:何もない状態の組織を信じて入ってくれている。だから何が何でも向かわなきゃいけないと思っています。 僕はもう10年で、確実に平均年収2千万円にするつもりなんです。彼らの過去のやらかしや失敗が、全部"成功への伏線回収"になる。その結果は、僕が保証します。最低でも1千万は、何があっても確保してあげようと思っています。

光回線は「教育機関」、AIで「キーエンス方式」——見据える日本一

——今後の展望を教えてください。

川中さん:正直、これ以上むやみに事業を広げる予定はありません。光回線の訪問販売は、僕はほぼ"教育機関"だと思っているんです。 大卒の一流の子がうちに入ってくるケースはほとんどない。安定した社会から離脱した子が入ってきやすいレンジです。でも、失敗回数と成功体験が一番多くて、数字の見方、責任感、自制心、人が最も育つ環境が、光回線なんです。まずここで人を育てる。

——もう一つの柱、AIシステムは。

川中さん:やっぱりキーエンス方式ですね。自社製品を、自社の営業力で売り切る。 うちには日本で3本の指に入るフルスクラッチのエンジニアがいて、AIで業務効率化のシステムを内製できる。彼が作ったものを、僕たちが全力で売りに行く。 「このシステムがあって当然だよね、事務員さんの作業が減るよね」と伝えます。人手が減っていく中で、一人あたりの生産性を2倍にできるシステムを、各社に売っていきたい。それで本気で、平均年収、日本一を獲りにいきます。

「羨ましがる人生を、終わらせに来てほしい」

——最後に、川中さんが、一緒に働きたいのはどんな人ですか?

川中さん:街を歩いたときやSNSを見たとき、誰かをずっと「羨ましい」と思ってしまう。「自分の人生、こんな感じだったっけ?」と感じてしまう。そういう子ですね。 うちに入れば、間違いなく、今度は君が羨ましがられる人生になる。羨ましがる人生を、終わらせに来てほしいんです。

——読者にも、メッセージをお願いします。

川中さん:15、16歳の頃、「20歳の自分へ」「30歳の自分へ」って、何かを思い描く瞬間が絶対あったと思うんです。 うちで1年、2年ちゃんと働いてくれたら、16歳の自分に会っても気まずくない。「俺の人生、こんなにキラキラしてるよ」って、誰にでも胸を張れる。そんな働き方と収入と人生を、間違いなく用意します。思っていた人生と違う、と感じている人に、届いてほしいですね。

過去に詰んだ回数の分だけ、立ち上がり方を知っている。挫折を恥ではなく資産に変え、同じ痛みを知る仲間と「平均年収日本一」を目指す。川中さんが作ろうとしているのは、単なる営業組織ではなく、もう一度人生を賭けられる場所そのものだ。羨ましがる側から、羨ましがられる側へ。その挑戦は、まだ始まったばかりである。

会社概要

会社名:合同会社zWorks

代表:川中 陸 事業内容:光回線の訪問販売/AI業務効率化システムの設計・開発・販売

取材:河本龍真 文:佐藤大遥(株式会社One Rep)

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