2026.04.04 / ぶち上げインタビュー
【ぶち上げインタビュー】「続けることが大事」──責任を背負い、堅実に成長する営業組織の経営者。株式会社APEXIA代表・遠藤尚弥さん【人生ぶち上げch】

北海道札幌に本社を置く株式会社APEXIAの代表・遠藤尚弥さんは、25歳で起業してから6期目を迎えている。年商約5億円、従業員45名。ディーゼルジャパンでのアパレル業、コールセンター営業を経験し、その知見を自分の事業へと生かしている。
この記事の要点
- 01派手さはないが、確実に前に進み続ける経営者の言葉には、持続することの重要性が響く。
- 02「もし生まれ変わったら、経営者は絶対やりたくない」 投資話や怪しい話が来ても「一旦考えます」と言う。
- 03「続けることが大事」「守る力がないと」──遠藤さんの言葉は、起業志望者だけでなく、すべてのビジネスパーソンへの実践的な処方箋になるはずだ。
※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。
北海道札幌に本社を置く株式会社APEXIAの代表・遠藤尚弥さんは、25歳で起業してから6期目を迎えている。年商約5億円、従業員45名。ディーゼルジャパンでのアパレル業、コールセンター営業を経験し、その知見を自分の事業へと生かしている。
営業最前線で磨いた実行力、そして責任ある経営判断の積み重ね。派手さはないが、確実に前に進み続ける経営者の言葉には、持続することの重要性が響く。
コールセンター営業代行を主軸に、近年では飲食事業や自社メディア運営へも事業を拡大。「最低でも2年はベンチャーで働け」と現実的なアドバイスを惜しまない遠藤さんに、そのキャリアと事業観を聞いた。
経歴──ファッション好きが営業の鬼に
北海道文化服装学園でファッションを学んだ遠藤さんは、卒業後ディーゼルジャパンへ就職した。給料は手取り13〜14万円。一人暮らしで車も持っていたため、生活が苦しくなった。
1年半経つと、副業として不動産ブローカーを始めた。SNSで引っ越し希望者を探し、仲介する仕事だった。しかし店長から副業禁止と言われ、22歳でディーゼルを辞めることになった。
その後、高校時代にアルバイトしていたコールセンターに戻った。100人以上いる中で毎月トップになり、社員へと昇進。2年務めた後、別の会社に引き抜かれ、さらに2年。資金が貯まったタイミングで25歳での起業を決断した。
起業のきっかけ──給料が低い未来は嫌だった
起業したいという強い思いはなかった。ただ、年配の上司たちの姿が心に引っかかった。30代、40代になっても「給料が低い」と言っている。その未来は嫌だと感じたのだ。
「そういう憧れから最初は働いてたんですけど、やっていく中で考え方が変わりました」
今はブランド物も買わない。飲みにもほぼ行かない。その代わり、ビジネスの話や人材育成にお金を使うようになった。
事業内容──年商5億円、営業利益率50%の秘訣
事業の主軸は営業代行。コールセンターベースで電話営業を展開している。APEXIAの強みは、学生アルバイトが中心だということだ。
夕方から夜間に学生が来て、時給1500円〜で営業電話をかける。見込み客が集まったら、正社員がクロージング。人件費の効率化により、営業利益率は50%に達している。同業他社の平均が30%だから、その差は歴然だ。
最近では飲食事業も始めた。5月に札幌で寿司屋とカフェを同時オープン予定で、内装工事が進んでいるという。
一番きつかったこと──失敗がないから見えない景色
起業してから失敗をしたことがないと遠藤さんは語る。ただ、人間関係は面倒くさいと感じることがあるという。
「もし生まれ変わったら、経営者は絶対やりたくない」
投資話や怪しい話が来ても「一旦考えます」と言う。人を信用しないところが、結果として失敗を避けている。東京や大阪では、稼いでいる起業家が失敗する例を多く見かける。その差は、信用のしすぎにあるのかもしれない。
乗り越えた方法──人間関係を大事にする
面倒くさい人とは付き合わない。部下には「利益だけを追って、件数はいらない」と伝えている。虚ろな数字ではなく、実際にお金になる件数の報告を求める。
「見せるなら、仕事の結果で見せたい。飲み屋でシャンパンを開けて目立つ必要はない」
年商や稼ぎについては人には話さない。ブランディングの戦略が、ここまで明確なのだ。
価値観・信念──続けることが稼ぐことより大事
「続けることが大事だと思ってます。稼ぐことよりも、持続することですね」
6期目に入ったからこそ、様々な投資ができるようになった。長期視点があるからこそ、短期的な判断に惑わされない。
北海道を愛する遠藤さんの目標は、北海道で一番の営業組織を作ること。長期的には50億、100億を目指しているが、「毎年目標を立ててそれを達成してるので、その過程で道筋が見えてくると思ってます」と語る。
今後の展望──飲食と営業組織の両輪で新しい経営モデルへ
飲食事業と営業組織の両輪をちゃんと回せる状態を作ること。メディア露出も今年から本格的に始める予定だ。
メッセージ──最低でも2年はベンチャーで働け
「一旦、ベンチャーに就職することをお勧めします。大手じゃなくて、ベンチャー企業で社会人としての基礎を作った方がいい」
若い起業家の中にはお金の使い方が荒く、決算書も危険で、黒字倒産する人も多い。
「稼ぐ力はあるかもしれないけど、守る力がないと思うんですよ」
だからこそ、最低でも2年はベンチャーで働き、地に足をつけてから起業することを勧める。社長との距離が近いベンチャーでは、経営や組織の作り方が学べるのだ。
最後に(筆者の感想)
遠藤さんは穏やかで誠実だった。派手さはないが、その言葉の端々には営業最前線での経験と、責任ある経営判断の積み重ねが刻まれていた。
印象的だったのは、成功の要因を「人間関係を大事にしてきたこと」と語ったこと。その素朴さが従業員との信頼関係をも生み出しているのだろう。
「続けることが大事」「守る力がないと」──遠藤さんの言葉は、起業志望者だけでなく、すべてのビジネスパーソンへの実践的な処方箋になるはずだ。
ぶち上げch noteインタビュー希望の方はこちら
人生ぶち上げch出演希望の方はこちら
会社名:株式会社APEXIA
代表:遠藤 尚弥
設立:2019年
従業員数:約45名
事業内容:コールセンター営業代行、飲食事業、自社メディア運営
所在地:北海道札幌
#営業組織#起業#ベンチャー#北海道#経営者インタビュー
この会社が気になったら
この会社に興味があります
読み込み中…



