2026.05.16 / ぶち上げインタビュー
【ぶち上げインタビュー】「自己破壊したい人と、一緒に働きたい。」——巨大な未開拓領域に挑む執行役員。TEAM-X株式会社・横内大誠さん

「人で勝て」
この記事の要点
- 01採用が、企業の成長スピードを決める時代。
- 02経営戦略と一気通貫で動く採用コンサルティング・RPOから、ブルーカラー領域の人材紹介まで、企業の「人」を巡る課題に正面から向き合うのがTEAM-X株式会社だ。
- 032023年4月の創業から3期目を終え、2030年に売上30億円を目標とする同社で、執行役員として事業を率いるのが横内大誠さん(以下、横内さん)。
※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。
「人で勝て」
——高校サッカー部の監督から渡された一言を、彼はいまも心の真ん中に置いている。
採用が、企業の成長スピードを決める時代。経営戦略と一気通貫で動く採用コンサルティング・RPOから、ブルーカラー領域の人材紹介まで、企業の「人」を巡る課題に正面から向き合うのがTEAM-X株式会社だ。2023年4月の創業から3期目を終え、2030年に売上30億円を目標とする同社で、執行役員として事業を率いるのが横内大誠さん(以下、横内さん)。
3歳からサッカー漬けの少年時代。全国制覇を狙う強豪校の中学・高校での挫折経験。新卒で飛び込んだベンチャー企業から、株式会社リクルートで全国2位の成績を残し、24歳で「自分が取れる一番のリスク」を踏んでTEAM-Xへ飛び込んだ決断。
そんな横内さんに、これまで歩いてきた道、いまTEAM-Xで描いている景色、信念について話を伺った。
プロフィール
会社名: TEAM-X株式会社
役職: 執行役員(人材紹介事業 事業責任者)
氏名: 横内大誠(よこうち たいせい)
「採用」を、経営の成長ドライバーに戻す——TEAM-Xが向き合う領域
採用コンサル・RPOから、ブルーカラー特化の人材紹介まで
——まず、TEAM-Xの事業について教えてください。
横内さん:弊社の事業は大きく二つあります。一つは、創業当初から続けている「採用コンサル/RPO」。代表の青田が立ち上げた事業で、社外CHROのような立ち位置で、採用戦略から実行まで一気通貫でご支援しています。
もう一つが、最近本格的に立ち上げた「ブルーカラー特化の人材紹介」です。施工管理など、これまで人材業界が本格的に手を伸ばせてこなかった広大な領域を、正面から開拓していくイメージです。
会社としては3期目が終わったところで、売上はおよそ7,000万〜1億の手前くらい。2030年に30億円を目指しているので、ここから一気にアクセルを踏むフェーズに入っています。直近1年だけでも、メンバーは15人ほど増やす予定です。
「お山の大将」だった少年時代と、家庭で染み込んだ「嘘をつかない」教え
父が課したサッカー居残り練習の記憶
——幼少期はどんな子だったんですか?
横内さん:一言でいうと、お山の大将でした。小さなコミュニティの中では、わりと中心側にいる人間ではあったんですけど、家ではちょっと違う顔がありましたね。
父親がとにかく厳しかったんです。「人としてこうあるべき」みたいなことを強く言われ続けた家庭で、外から見える自分と家の中の自分は、けっこう乖離していたかなと。
象徴的なエピソードでいうと、幼稚園の頃に「お菓子禁止期間」みたいなのがあって。どうしても甘いものが食べたくて、母にお願いして甘い飲み物を内緒で飲ませてもらったんです。それを父が察したのか、「飲んでないよな?」と聞かれて、つい「飲んでない」と嘘をついた瞬間、押し入れに入れられました。
サッカーでも、僕ともう一人、親が厳しい同期がいて。チーム練習が終わった後も、その二人だけ居残り練習をさせられる。そういう昭和教育を受けた子ども時代でした。
フィールドで動けなくなった中学3年間
全国制覇を狙うチームの中で、ねじ曲がっていった日々
——中学時代のサッカーは、相当きつかったと伺いました。
横内さん:中学から、全国制覇を狙うサッカーの強豪校に入ったんですけど、ここで本当に大きな挫折を味わいました。
僕は地区トレセンレベルで、Jクラブのスクールに憧れつつも、結局は地区どまり。それでもチームは全国制覇を狙うレベルなので、地区で優秀な子たちが集まってくる。同期だけで30人くらいいて、最初こそ良かったんですけど、途中から同級生の中でもまったく試合に絡めなくなりました。
理由は二つあって、一つは単純に実力。もう一つが、メンタルがめちゃくちゃ弱かったことです。サッカーのフィールドに立つと、もう体が動かなくなる。ボールが来ると怖いし、コーチに怒られるのが怖すぎて固まってしまう。
「ゴールを決めたい」とか「うまくなりたい」という欲求よりも、「ミスがバレずに試合をなんとか乗り切る」ことばかり考えていたので、選手としてのレベルは本当に終わってましたね。3年間ずっと、「なんで自分だけこうなんだろう」と悩んでいました。
「お前は、絶対にトップチームに入れる」——監督の一言で踏ん張れた
ビリ13人からスタートして、最後はトップへ
——その状態で、なぜ高校もそのまま続けたんですか?
横内さん:正直、中学が終わるタイミングで「もうサッカーをやめよう」と決めていたんです。一般生もいる学校だったので、わざわざ自分だけこんなに辛い思いをする必要はないなと。
でも中3の夏に、高校の監督と全員が面談する機会があって、そこで「お前は、絶対にトップチームに入れるよ」と言われたんですね。当時のメンタルは「えっ……」という感じでしたけど、その言葉のどこかに、自分でも信じたい気持ちがあったんだと思います。「もう一度、3年間だけ全力でやってみるか」と腹をくくれたきっかけでした。
入ってからも、100人弱いる中でビリ13人くらいからのスタート。コーチがついてくれるわけでもない状況からのスタートでした。でも監督は遠くから期待してくれているのが伝わったので、ひたすらコツコツ努力を続けました。
監督から言われたのは「お前は、人で勝て」。
技術や派手なプレーじゃなく、人間性で勝てと。それを信じて積み上げて、高校3年の新人戦で、ようやくトップチームに入ることができた。最後の選手権は怪我で終わってしまいましたが、ビリからクラブを背負うところまでは行けたかなと。
「俺、雇われ先がなくなったら、1円も生み出せない人間なんだ」
大学2年、コロナ禍で気づいた焦り
——大学に入ってからは、どういう道のりだったんですか?
横内さん:大学進学後は、サッカー部ではなくサークルに入りました。本気でかけてきた競技がカジュアルに扱われている世界を見て、それはそれで楽しいんですけど、どこか物足りなさも感じていて。
仲間と「一回、全国一になってみよう」と本気で挑戦している中で、コロナ禍が来たんです。バイトがなくなって、給付金がないと本当に生活がきつい状況になった瞬間、「俺は雇われ先がなくなったら、1円も生み出せない人間なんだ」と気づきました。
サッカーの世界で活躍している同期や先輩を見ながら、「自分も世界は違えど、ビジネスの世界で頑張りたい」と思ったのが、長期インターンに入ったきっかけです。最初はサッカーノートを書いていた経験を活かしてライティングの仕事から入って、就活の中で出会った新卒人材紹介の会社にも並行で参加するようになりました。
最終的には新卒紹介の会社にリソースを全振りして、大学3年の秋から4年の終わりまで、朝から終電までインターンに明け暮れていました。単位は当然落としましたね(笑)。
リクルートで全国2位、それでも「のほほん」とした自分が嫌だった
24歳、人生で一番のリスクを踏まないと終わると思った
——新卒のキャリアと、その後リクルートに転職された経緯を教えてください。
横内さん:新卒では、中小ベンチャー企業に入って、人事を一人で立ち上げました。そこから2社目としてリクルートに転職して、中途採用媒体を新規のお客様に売っていく部署にいました。
ありがたいことに全国2位の成績を取ることができて。大して大きな話ではないんですが、人生で初めて「自分の中で一段抜けた」と思える経験でした。ただ、僕の中ではこれも「2位」で、まだ本当の自信を掴み切れていない感覚もあったんです。
リクルートに1年半いて、ある程度成果も出せて、次のポストも内示されていた。客観的にはいいキャリアだと思うんですけど、その時期に当時の彼女と別れたんです。それをきっかけに、人生の再構築のタイミングが来て、「このままレールに乗っていて本当にいいんだっけ」と。
「自分が取れる一番のリスクを、この24歳のうちに踏まないと、人生終わるし、自分が自分を誇れない」と思いました。
「お前のことは、お前以上に俺が信じる」——青田大典との再会
高校監督の「人で勝て」と、ぴたりと重なった瞬間
——TEAM-X代表の青田さんに、ついていこうと決めた理由は何だったんですか?
横内さん:そのタイミングでたまたま、新卒1社目の上司だった青田と話す機会があったんです。
青田は僕の人生で初めての上司で、本当にきつかったんですけど、その分、自分が一番成長させてもらった人でした。ちょうど彼が一人で会社を1年やっていて、新しいメンバーを探しているタイミングが重なって、「ここに人生をかけよう」と決めた、という流れです。
ついていく決め手は、大きく二つでした。
一つは、青田がビジネスマンとして圧倒的に優秀だったこと。僕は感覚で突っ走るタイプで、それは強みでもあるんですけど、構造化や戦略を描く力は持っていなかった。「この人の下で働けば、自分にないものを手に入れられる」と素直に思えたんです。
もう一つは、副次的だけど決定打になった、青田の「覚悟」です。普通は、入る側が覚悟を見せて迎え入れられるものですよね。でも青田は逆で、「お前を勝たせるのは俺の責任だ。だから絶対に勝たせるから」と言ってくれたんです。
「お前のことは、お前以上に俺が信じる」と。
これを言える経営者って、本当にあまりいないと思うんです。そして、これが高校の監督が言ってくれた「人で勝て」と僕の中でぴたりと重なって。「この人の下で、自分の人生をかけて勝たせたい」と思った。リクルートの環境を捨ててでも、こっちが絶対いいと、迷いなく思えたんです。
健全な自己破壊を、繰り返せるか
過去・失敗・うまくいかなさを、乗り越えていける集団でありたい
——TEAM-Xでは、どんな仲間と一緒に働きたいですか?
横内さん:嘘なしで、人生ぶち上げチャンネルさんに出ていらっしゃる経営者の方々は、本当に素敵な方ばかりだと思うんですよ。その上で、僕がメッセージとして伝えられるとしたら、TEAM-Xに来てほしいのは「自己破壊をしたい人」かなと思います。
ビジネスもどの世界もそうですが、いかに健全に自己破壊を繰り返して、過去の失敗やうまくいかなさを乗り越えていけるか。これが、人生の一番の醍醐味なのかなと、これまでの経験で感じています。TEAM-Xの未来も、そうやって乗り越えていくと決めています。
「今の自分のままじゃ少し嫌だな」「変えたいと思ってるけど、一歩踏み出せていない」と感じている方に、「俺がカリスマで変えてあげるよ」というスタンスでは絶対ない。僕もまだまだ自己破壊し続けるべき人間なので、一緒に自壊していって、潜在能力を絶対に解放させてあげられる集団でありたいなと思っています。
そして、青田が僕に言ってくれたのと同じように、これから入ってくださる方を、僕は全力で勝たせる。そこだけはお約束します。
2030年、30億円。誰も触れていない領域へ、ガッと攻める
ソウルメイトとして、お互いの人生の手綱を握り合う
——会社としての今後の展望を教えてください。
横内さん:会社としては、2030年に30億円。これは経済的なゴールというより、絶対に達成する目標として置いています。
事業としては、これまで人材紹介がうまく機能してこなかった巨大な未開拓領域に、僕たちはガッと攻めていく。誰も本気で扱っていないマーケットだからこそ、勝ち筋もある。
組織としては、二つ意識しています。
一つは「相愛なる組織」。馴れ合いではなくて、僕は仕事って「お互いの人生を預け合う」ものだと思っているんです。だから、ただ働く仲間ではなくて、お互いの人生の手綱を握り合うソウルメイトとして捉えていて、その上でお互いに本当のリスペクトがある組織にしたい。
もう一つが、「挑む」ことを誰よりも大事にする集団であること。人って20代でも、気づくとプライドが高くなって、新しい挑戦が難しくなったり、嫌なものに蓋をして都合よく進めようとしたりする。でも僕たちは、その弱さに真正面から向き合っていきたい。弱さに向き合った数だけ、成長は約束されると思っています。
一歩踏み出せていないあなたへ
一緒に自壊しながら、潜在能力を解放しよう
——最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
横内さん:もう一度言うと、TEAM-Xに来てほしいのは「自己破壊をしたい人」です。
「自分を変えたい」「もう一段、自分を更新したい」と思っているのに、なかなか動けていない。そういう方こそ、ぜひTEAM-Xに来てほしい。
僕も、青田も、まだまだ完成していません。だからこそ、一緒に自壊しながら、お互いの潜在能力を引き出し合える仲間が必要です。
入ってくださった方を勝たせるのは、僕たちの責任。そこは必ず約束します。一緒に、これまで誰も触れてこなかった巨大な領域で、人生を賭ける勝負をしませんか。
会社概要
会社名:TEAM-X株式会社
設立:2023年4月14日
代表:青田大典(代表取締役)
事業内容:採用コンサルティング・RPO / 人材紹介(ブルーカラー特化)
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島5丁目7-19 第7新大阪ビル903
取材・文:黒澤優一(株式会社One Rep)
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