2026.06.20 / ぶち上げインタビュー
【ぶち上げインタビュー】「100人入って、100人結果が出るスクールをつくりたい」——教育で“選択肢”を増やし、未経験の収益化を再定義する21歳。株式会社VATE・田中健太さん

「実績が出る人は出る。出ない人は出ない。それがスクール業界の“当たり前”になってしまっている」
この記事の要点
- 01今回は、田中さんの過去・現在・未来を、人生ぶち上げチャンネルが根掘り葉掘り伺った。
- 02なぜか僕がターゲットにされて、半年から1年、試合に出してもらえず、審判と副審しかさせてもらえなくなった。
- 03そこに、学んだ人と企業をつなぐマッチング機能や、クラウドワークスみたいな案件獲得機能もつける。
※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。
「実績が出る人は出る。出ない人は出ない。それがスクール業界の“当たり前”になってしまっている」
そう静かに言い切るのは、SNS副業オンラインスクール「Nexus」を運営する株式会社VATE・代表の田中健太さん。まだ21歳。法人を立ち上げたのは2025年10月末で、一期目すら終えていない。それでも、入会から4ヶ月以内に収益化する生徒の割合は8割。すでに250名以上が門を叩いている。
高校1年でビジネスの世界に飛び込み、19歳で独立。月商900万円を経験し、「お金のために働いているわけじゃない」と気づいた先で、彼がたどり着いたのは“教育”という一点だった。その原点には、ひとりの幼なじみを失った経験がある。
今回は、田中さんの過去・現在・未来を、人生ぶち上げチャンネルが根掘り葉掘り伺った。以下、田中さん。
【プロフィール】
会社名:株式会社VATE
役職:代表取締役
氏名:田中健太
「未経験から、まず5〜20万円」——VATEが教える“ゼロイチ”の中身
動画編集を入口に、収益化までを伴走する
——まず、いまの事業について教えてください。
田中さん:うちはSNS副業を学べるオンラインスクール「Nexus」を運営しています。完全初心者でも、収益化を目指せるカリキュラムです。入ってもらったら、まずは動画編集を覚えてもらう。未経験でも一番案件が取りやすくて、ゼロイチを立ち上げやすいからです。1〜2ヶ月がっつりやってもらえば、ある程度はできるようになります。
そこから、法人営業の提案文の書き方だったり、クラウドワークスやココナラ、ランサーズでの案件の取り方を教えていく。まずは「収益5〜20万円」をつくってもらうのを、ど真ん中に掲げています。
——「まず稼ぐ」までを、まるごと面倒を見るイメージですね。
田中さん:そうです。しかもうちは動画編集の案件を自社でも持っているので、生徒さんに案件を振ることもできる。他社案件も自分で取れるようになるから、ある程度安定するんですよ。自分で営業をかけなくても、案件がある状態でアサインできる。そこから自分でも増やしていける、という形です。
「100人入って100人結果が出る」——逆算でつくる仕組み
生徒一人に講師3人、グループ授業は週3回
——スクール業界では生徒の実績を出すのが難しいと言われますが、8割という数字はかなり高いですね。
田中さん:スクール業界って、実績が出る人は出るけど、出ない人は出ない。それが“当たり前”になっちゃっているんですよね。でも僕は、それは生徒側じゃなくてスクール側の問題だと思っていて。「やりたい」と思わせられていないだけじゃないか、と。
田中さん:結果が出ていない子は、いまはAIで「誰が予定より遅れているか」が自動で分かるんです。だから「3日大丈夫ですか?」とこちらから全員をキャッチしにいく。それでも8割なので、残りの2割をどう追うか。「あの人はどうやったら結果が出るか」を永遠に話し合って、ナレッジを溜めている。うちはずっとそれをやっています。
入ってもらったら、もう“生徒”という認識じゃないんです。一メンバーというか、何年単位で面倒を見る。知り合い企業もつなげるし、めちゃめちゃ密ですね。
「審判しかさせてもらえなかった」——抜け出したくて踏み出した一歩
サッカーの挫折と、いとこの背中
——もともとは、どんな学生時代だったんですか?
田中さん:ずっとサッカーをやっていました。足の速さだけは自信があって、高校でも入学前からAチームに入っていたんです。でも、僕じゃないことで——保護者が学校に通報した件があって、サッカー部の1年生の誰かを罰しないといけない、という空気になって。なぜか僕がターゲットにされて、半年から1年、試合に出してもらえず、審判と副審しかさせてもらえなくなった。往復3時間かけて通っていたのですが、何のためにやってるんだろう、と。本当に最悪な時期でした。
——そこからビジネスへ、どうつながったんですか。
田中さん:そのタイミングで、いとこのことを思い出したんです。名古屋の会社でグループ企業の副代表をやっていて、22〜23歳でめちゃめちゃ稼いでいた。SNS、それこそ「ストリートスナップ」を日本でかなり早くやっていた人で、お金も稼いでいて、かっこよかった。「なんでそんなに稼いでるの?」って連絡して、教えてもらったのがきっかけです。抜け出したかったんですよね、あの状況から。
「自分が守らなきゃ」——5、6歳から芽生えていた感覚
家庭環境と、論理で勝ち筋を探すクセ
——ご家庭はどんな環境だったんですか。
田中さん:親は保育園の頃には別れていて、母は介護士。誰にも似てないってよく言われます。ただ、弟が2つ下にいて、母は仕事ばかりだったので、「弟の親父は俺だな」「母も弟も俺が守らなきゃいけない」という感覚が、5、6歳の頃からありました。だから自分が一番になるのは当たり前だし、強くなるのも当たり前、という感じで。
寂しさはもちろんありましたよ。でも母はずっと愛情を注いでくれたし、ちゃんと育ててくれた。だから不満は、いま思い返してもないですね。
——人前でも物怖じしないタイプだったとか。
田中さん:人の前に立つことに緊張しないタイプで、リーダーは毎回やっていました。あと、たぶん論理的に考えられたんです。記憶力もよくて、2歳の頃の記憶が鮮明にあるくらい。「どうやったら自分が一番になれるか」という戦略は、サッカーでもずっと考えていましたね。
「お金じゃ満たされない」と気づいた瞬間
月商900万円の先にあったもの
——19歳で独立されてからは、すぐに数字が立ったそうですね。
田中さん:独立してすぐ、月900万円くらい稼ぎました。一人だったので、ほぼ全部が自分の取り分で。でも、そんなお金を持ったことがなかったから、何でも買えちゃうじゃん、となって。ブランド品を買っても、だんだん嬉しさがなくなってきたんです。
そこで「俺ってお金のために仕事してないんだな」と気づいた。模索した結果、「もう俺たちって満たされてるんじゃない?」というところに行き着いて。いまはお金をもらわなくても、人のためにずっとやれちゃう感覚があります。
「幼なじみの死が、原点でした」——教育に懸ける理由
選択肢があれば、救えたかもしれない
——田中さんが最終的に掲げているものは何でしょうか。
田中さん:幼なじみが一人、自ら命を絶ってしまったことがあったんです。仕事が原因だったようで、本当に短い期間のことでした。そのとき僕が思ったのは、「あいつには選択肢がなかったんじゃないか」ということ。これは教育の問題だな、と。
調べてみたら、日本は自殺で亡くなる方が年間で非常に多い。水道の水が飲めるくらい恵まれた国なのに、満たされていない人、幸福だと思えていない人が多すぎる。だから僕は、教育を通じてそれを少しでも減らしたい。生涯をかけて取り組みたいテーマです。
——その先にあるビジョンは。
田中さん:最終的にはスクールを20個立ち上げたいんです。英語、資格試験、ビジネス、お金の稼ぎ方も貯蓄も運用も——全部学べるようにして、講座をeラーニング化してサブスクで出す。2,000〜4,000円くらいで、誰でも学べる。いわば“スタディサプリの社会人版”ですね。
そこに、学んだ人と企業をつなぐマッチング機能や、クラウドワークスみたいな案件獲得機能もつける。教育格差をなくして、みんながもっと幸せになれる仕組みをつくる。いまの事業は、その壮大な目標に直結する第一歩だと思っています。
「入り口から出口まで」——VATEがこれから描く絵
スクールの横展開と、人材の“出口”づくり
——今後やっていきたい事業は固まっていますか。
田中さん:いくつかあります。一つは、生徒さんの“出口”をつくること。ゼロイチを達成した後に、就職や転職をしたい人もいる。でもそこはまだパイプが薄い。だから企業向けにコミュニティをつくって、卒業生のプロフィールを企業に送って「面接日程を組みます」みたいに、入り口から出口まで提供したい。win-win-winですよね。
もう一つは商材の開発部門。未経験のアルバイトに「3ヶ月以内に実績を出してください」と試してもらって、5人中4人が結果を出せないものはリリースしない。それくらい厳しめにやります。結果が出ないのに「出る」と言って売るのは、生徒目線で見たら詐欺じゃないですか。それは絶対にやっちゃダメだと思っているので。
「両足を突っ込む必要はない」——一歩を迷う人へ
つま先で、温度を確かめるところから
——挑戦したいけれど怖い、という読者にメッセージを。
田中さん:僕も怖かったですよ。高1でビジネスを始めたときも、めちゃめちゃ怖かった。怖いながら一歩踏み出した感じです。
ただ、最初から両足を突っ込む必要はないと思っていて。水が冷たいのか熱いのか分からないなら、つま先でちょっと温度を確かめるくらいでいい。温泉だって、徐々に慣れていくじゃないですか。片足を入れて「いけるな」と思ったら入ればいいし、「無理だ」と思ったら引けばいい。
それに、一回失敗したからといって、ずっと失敗し続ける根拠にはならない。だったら、また別のものに片足を突っ込めばいいんじゃないかな、と思います。
会社概要
会社名:株式会社VATE
設立:2025年10月
代表:田中健太
事業内容:SNS副業オンラインスクール「Nexus」の運営/SNS運用代行
所在地:京都府京都市中京区河原町通二条下る一之船入町376番地 クロトビル5F 510号
取材・文:黒澤優一(株式会社One Rep)
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